あっちいけよ、コロナ

 

 

いつの日からか

 

土曜日と日曜日は悪者になっていて

 

人で賑わう街の姿や

 

観光地で食べるソフトクリームの味を

 

思い出せなくなってきている

 

非日常なはずのこんな毎日が

 

少しずつ日常になりつつあるのが

 

寂しくて、少し怖い

 

 

「コロナが収まったら会おう」

 

 

なんて言い始めてもう1年以上経つ

 

 

そんな日来んのかよと投げやりになる日もあり

 

行きたい場所が増えていく毎日に嫌気すら感じる

 

 

ただいつの日か

 

また土曜日や日曜日が悪者扱いされない日々が戻ってくるのなら

 

その時は「お疲れ様」と互いに労える人と

 

やっと来れて良かったと思える場所を

 

今から思い描くのも悪くはない

 

会えない時を、動けない時間を

 

どう使うかは自分次第

 

僕は書き続けたい

 

日々思うことを

 

自分の内面を

 

いつだって苦しい時は

 

書くことで楽になってきた気がする

 

もしかしたら読み手を意識しない排他的で自己中心的な文章かもしれない

 

でもこうしてただ自分の内側を

 

思いつくままに書くことで

 

少し気は楽になる

 

自分と向き合い、表現することで

 

閉鎖的なこの時間を

 

上手く使えたらと思う

 

おうち時間でパワーアップ!

 

なんて考えられる人はほんのひと握りだと思っている

 

僕には無理です

 

僕はやっぱり土曜日も日曜日も外に行きたいし

 

人と会いたい

 

またいつかのように人と会って笑ったり

 

好きな場所で一息ついたり

 

そんな日が戻ってくることを

 

ただただ待ち望んでいる

 

近くはないのかもしれない

 

そんな日はまだまだ先なのかもしれない

 

それでも

 

それでも僕はマスクを投げ捨てる日を

 

信じて待とうと思う

 

だからこそ、これからも僕は言い続けるんだろう

 

「コロナが収まったらまた会おう」と。

 

 

おしまい