反省と抱負

 

テレビの左上の23:59をこんなに見つめるのも大晦日ぐらいだななんて思っていると、表示は0:00に変わった。

 

新しい年だ。

 

この歳になると、さほどワクワクもしないし、大声で騒ぐこともない。家族にあけましておめでとうと伝え、自室に帰る。

 

毎年毎年、状況は違えど去る年の反省と新しい年の抱負を何となく考える。

 

2019年は東京から岡山に生活の拠点を移し、新しい環境で学生として勉強に励んだ。

 

5年間過ごした東京は、僕を時々ダメダメな人間にしたし、逆に逞しい人間にもした。

 

東京に出てきて1人で過ごす最初の夜の、あの不安と希望の入り混じった感情を僕は一生忘れないだろう。

 

東京に置いてきた思い出の景色。

 

友と語りながら歩いた道も、朝まで飲んだあの店も、一人ベンチでぼんやり眺めた公園の鳩もきっと心の中で生き続けるだろう。

 

環境が変わり、また新しい出会いがたくさんあった。バイト先では、僕より遥か年下の先輩たちが、僕に優しくしてくれる。時々会う同級生が応援してくれたり、病院の先生が褒めてくれたり、そんな些細な嬉しかったことを自信に変えて1年やってきた。

 

塞ぎ込むんじゃなくてオープンに、明るくやることができた1年だったと思う。

 

さて今年はどんな年にしよう。

 

周囲の人に助けられながら成長できた2019年だったからなあ。

 

色んな面で、今度は周囲の「想像を超える」人になりたい。

 

何でもいい。

想像を超えるくらい食べるでも

想像を超えるくらい笑うでも

想像を超えるくらい明るいでも

想像を超えるくらい面白いでも

想像を超えるくらい優しいでも

何でもいい。

 

周囲の期待値の遥か上を行く心掛けで

1年を過ごしてみようと思います。

 

決意をこめて、ここに書きました。

 

今年も1年、宜しくお願い致します。

 

 

おしまい